中古マンションの耐震基準とは？購入時の確認方法や補強についてご紹介

中古マンションを購入する際、安全に生活するためには耐震基準を確認することが大切です。
耐震基準が思っていた基準に満たないときに、補強工事などは可能なのでしょうか。
今回は、中古マンションの耐震基準とは何か、耐震基準の確認方法や補強は可能なのかについてご紹介します。

中古マンションの耐震基準とは

中古マンションを購入する際は、安全性を確認するために耐震基準を確認する必要があります。
耐震基準とは、建築基準法によって定められている建物の耐震性能に関する基準です。
現行の建築基準法に定められている耐震基準は新耐震基準と呼ばれており、1981年以降に建てられた建物に適用されています。
それ以前の建物には旧耐震基準やさらに古い旧旧耐震基準が適用されており、大きな地震が起きた際に倒壊する危険性があるでしょう。
新耐震基準の建物であれば、震度7の地震が来ても補修こそ必要なものの倒壊まではしないと言われています。
なお、耐震基準は1995年と2000年にも見直されており、基本的にはより新しい基準に適合しているほど耐震性能が高いです。

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購入する中古マンションの耐震基準の確認方法

購入予定の中古マンションに適用されている耐震基準の確認方法として使えるのは、建築確認証のチェックです。
建築確認証に1981年6月1日以降の日付が記載されていれば、新耐震基準に則って建てられた建物になります。
竣工が1982年以降の建物のなかには、建築確認が1981年5月31日までに終わっているものもあるため注意が必要です。
建築確認が終わったのが1981年6月1日以降でない物件は、旧耐震基準が適用されている可能性があります。
また、建築確認証だけでなく検査済証によっても適用されている耐震基準の新旧を確かめられます。

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購入した中古マンションは補強工事できるのか

購入した中古マンションの耐震性能に不安があるのであれば、耐震補強をするのがおすすめです。
マンション所有者の2分の1の合意と総会での承認があれば補強工事ができるため、管理組合に掛け合ってみましょう。
中古マンションによっては、すでに補強工事がおこなわれているケースもあります。
補強工事の履歴を確認する際は、工事の内容や今後の修繕計画について確認しておくのがポイントです。
とくに、今後の修繕計画は修繕積立金にも関わってくるため、工事履歴の有無に関わらずチェックしておく必要があります。

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まとめ

中古マンションを購入する際は、耐震基準が新耐震基準になっているか確認しておくのが望ましいです。
耐震基準を確認する際は、建物の建築確認証や検査済証をチェックすると良いでしょう。
耐震基準に不安があるのであれば、管理組合に掛け合って補強工事を実施するのがおすすめです。
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